新1万円札はいつから?誰になる?
もうご存知の方も多いと思いますが、2024年7月3日から新札が発行されます。
持っているだけで嬉しくなっちゃう10,000円札。
今回、栄誉あるお札の顔に選ばれたのは。。。
渋沢 栄一 (しぶさわ えいいち)!
学校の授業で聞いたことがあるような、ないような、、、
新しい1,000円札と5,000円札については下記の記事をご覧ください。
渋沢栄一って何をした人?
出典:http://www.fukaya-ta.com/ijin/shibusawa/
「実業界の父」「日本資本主義の父」とも呼ばれている渋沢栄一。
ですが、どんなことをしたのか、ピンと来ていない人も多いのではないでしょうか。
実は、渋沢栄一がいなければ今の日本にはならなかったかもしれない、というほどの数々の偉業を成し遂げています。
渋沢栄一が作った有名な会社は?
まず、日本初の銀行、第一国立銀行を設立しました。
渋沢栄一は、3大メガバンクと呼ばれる「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」の他、日本各地にある地方銀行の前身となる銀行の設立に数多く関与しています。
また、保険分野においても「ニッセイ同和損害保険」など多くの大手保険会社設立にもかかわりました。
渋沢栄一が関与した銀行・保険会社は47社にものぼり、時価総額に換算するとその額は29兆1,600億円にのぼると言われています。
また、NHK、広告代理店「株式会社電通」の前身や通信社「時事通信社」「共同通信社」の起源の誕生にも貢献し、渋沢栄一は日本における様々な大企業の歴史にも深く関与しています。
さらに、福祉、医療分野、また教育分野にもおいても数々の功績を残しています。
渋沢栄一が大事にしたもの
渋沢栄一は、生涯をかけて「道徳経済合一説」を追い続けました。
道徳経済合一説とは、企業の目的が「利潤の追求」であったとしても、その根底には「道徳」が必要であり、国ないしは人類全体の繁栄に対して責任を持つことを忘れてはならないと言う思想のことです。
道徳と経済の両立は簡単なことではありません。それでも渋沢栄一は、それを実現させることに成功しました。引用元:https://www.touken-world.jp/shibusawaeiichi/
様々な事業の設立に携わった、日本資本主義の父・渋沢栄一。
日本における経済近代化の最大の功労者として、彼が行った数々の功績は現在でも高く評価されています。
噂のデザインはダサいのか?
さて、「新札 デザイン」と検索するとサジェストに「ダサい」と出てしまう新しいデザイン。
巷ではこのような意見が見受けられます。
「全体的にフォントがダサい、とっ散らかってておもちゃみたい」
「数字がデカすぎる、数字のフォントに高級感がない」
「とにかくダサい」
THE・酷評。
デザインの好みは主観的な部分が多いですが、多くの人が訴えているとなると、そう思ってない人も「そうかも。。?」と思ってしまうかもしれません。
ですが、新札のデザインは様々な部分に配慮がされ考えられています。
まず、一番重要な偽札流通への対応は、新しい偽造防止技術が使われています。
高精細なすき入れ模様を追加、さらに肖像の3D画像が回転する最先端技術を用いたホログラムが新たに導入されています。
この技術を銀行券へ採用するのは世界初!です。
また、紙幣はお年寄りや子供ももちろん使用しますし、日本紙幣を使うのは今や日本人だけではありません。
ユニバーサルデザインとしてお年寄りや子供、海外の人にもお札の区別がつきやすいようになっています。
真ん中に「壱万円」と書いてある現在の諭吉先生に慣れていることもあり、
中心に「10000」と書かれているデザインが見慣れないだけで、そこまでダサくはないのでは?というのが個人的な感想です。
従来のものと比べて、指の感触で識別できるマークの形状と配置が変わっていますよ。
新札をゲットした際には、3Dホログラムで回転する渋沢栄一を見てくださいね!
おまけ:1万円札の豆知識
一万円札の発行開始は66年前にさかのぼり、1958年(昭和33年)12月1日です。
そこから現在に至るまで、1万円札に選ばれたのは聖徳太子と福沢諭吉の2人だけです。
びっくりじゃないですか?少ないですよね?
次の改刷のころには「渋沢いなくならないで」と惜しむ声が聞こえそう。
改刷はおおよそ20年ごとに行われます。20年後が楽しみですね!
コメント