Spotify支払いルールを変更。アーティストへの影響とメリットは?

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音楽ストリーミングサービス、Spotify(スポティファイ)。

きっとあなたも一度は耳にしたことがあるはず。

そんなSpotifyが、アーティストへの支払いルールを変更したとのことです。

配信してる人、利用者にとってどんな影響があるのでしょうか?

Spotifyは2024年4月から年間再生数が1,000未満の曲に対して楽曲利用料を支払わない新ルールを開始しました。

2022年、Spotifyで1,000再生未満だった曲は、なんと全体の62.5%!

このルール変更によりSpotifyにアップロードされた1億曲のうち6,200万曲が無報酬になるということです。

個人で配信をしてる人も、周知されているアーティストも、
年間再生数が1,000に満たない楽曲は報酬が受け取れません。

ですが、もともと再生回数の少ない楽曲の収益は、レーベルや銀行への手数料が差し引かれるとアーティストの手元にほとんど届いていませんでした。

この変更によってすぐに打撃を受ける人はあまりいないそうです。

また、あくまでこの変更は配信をしているアーティスト側への適用なので、

リスナーへの影響はなく、今まで通りの楽しみ方ができますのでご安心を!

そもそもSpotifyって?

インターネット上に用意された楽曲ライブラリから音楽が再生できる音楽ストリーミングサービスです。

楽曲データをスマホなどのデバイスに保存せず、ネットを通じて通信しながら再生します。

Apple Music、YouTube Music、Amazon Musicなども音楽ストリーミングサービスです。

Spotifyは北欧から始まったのですが、

本国・スウェーデンでのサービス開始時期は2008年です。

日本で正式リリースされたのは2016年。

すでに数千万以上の音楽やコンテンツが登録されており、
現在180以上の国と地域で2億3,600万人の有料会員を含む6億200万人のユーザーが利用している、世界で最も人気のある音楽ストリーミングサービスです。

ちなみに、日本国内の月間ユーザー数は、約1,200万人です。(35歳未満が半分を占める。)

Spotifyは事務所やレーベルに所属していない個人アーティストでも音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューションサービス、ディストリビューター)を経由して自作曲の配信が可能です。

無料で利用できる代行サービスもありますので、誰もが気軽に配信を行え、収益を得ることが可能です。

昨今ではVtuberなども活躍しています。

Spotifyがルール変更した理由は?

結論、「Spotifyの支払いが低い」と声を上げる人気アーティストが増えたことへの答えと考えられます。

Spotifyはフリーミアムモデルのため、有料会員のみのApple Musicなどと比べて再生あたりの支払いが低いのです。

フリーミアムモデルとは、「フリー(無料)」と「プレミアム(割増料金)」の造語で、基本的なサービスや製品を無料で提供しさらに高度なサービスや機能に関しては有料で行う事により収益を得るビジネスモデル。

また、AIに作らせた楽曲を手当たり次第に大量に登録し、稼ごうとするユーザーが一定数いることも変更の理由と言えるでしょう。

今回の変更で、実際にはアーティストの収益にならない支払いをやめたことになります。

その浮いた分を再生回数の多い楽曲のアーティストへ分配し収益を増やす措置となっています。

主にユニバーサルミュージックが音楽配信に求める「アーティスト中心モデル」への転換を反映したものともいえます。

「アーティスト中心モデル」とは、単曲の再生数単位で楽曲利用料が決まっていた従来の「楽曲中心モデル」に対し、アーティスト単位で楽曲利用料を計算するモデル。

結論:メジャーアーティストにはメリットのある変更

Spotifyの新しい支払いルール変更は、メジャーアーティストにとってメリットのある変更だと思います。

特に、年間1,000回以上再生される曲のクリエイターにはより多くの収益がもたらされることになります。

また、偽のストリーミングを排除することで、実際にファンから支持されている音楽だけが報酬を得るシステムへと改善される点もポジティブですよね。

ただ、インディーズアーティストにとっては??な部分ですね。

自分はアーティストではないので仕組みなどはよくわかっていないですが、、、

「切り捨て御免」な感じがしますね。

この変更がアーティストとリスナー双方にとってメリットがあればいいのですが。

最後までお読みいただきありがとうございます。

画像出典:Spotify for Artists

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