X が新規ユーザーの投稿に課金方針を発表!?なぜ?

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みなさん、「X」という SNS をご存知ですか?

青い鳥のアイコンが特徴的だった Twitter が2008年に日本に上陸してからはや15年。

Twitter が2023年に「X」という名称になりました。

無料でテキストや動画を投稿できたり世界中の人と繋がることができ、日本での月間アクティブユーザーは約7,000万人、世界では約3億3,300万人もの人が利用しています。

買収による変化に時には戸惑いながらも、現在もなお多くの人に使われています。

変化を続けていくXですが、起業家イーロン・マスク氏からのある発表に世間は賑わっています。

それは「X課金制度」の導入です。

X(旧Twitter)課金制度導入の目的は?なぜ?

イーロン・マスク氏より「Xのこれからの新規ユーザーの投稿に課金制度を導入する」計画が明らかにされました。

この取り組みの最大の目的は、自動投稿プログラムである「ボット」を減らすことにあります。

商業目的でプログラムされたスパム・ボットは、ユーザーを特定のウェブサイトに誘導し、商品やサービスを購入させようとしつこくツイートをしたりするもの。

また、偽情報や政治的メッセージの拡散にも使われたり、詐欺的で有害、もしくは迷惑行為を働くアカウントもその1つです。

イーロン・マスク氏は、「新規ユーザーに少額の料金を課すことがボット攻撃を防ぐ唯一の方法」だと述べています。

また、あわせて「このアプローチは収益を増やすためではない」ということを明確に説明しています。

この課金制度はすでに存在するアカウントに対しては適用されません。

SNSを利用しているとデマを流す人や事実を誇張する人は一定数いますので、自分で正しい情報を見極めることが重要なのは前提として、悪質な迷惑ボットへの対応を運営側がしてくれるというのはありがたいですね。

インプレゾンビは減るのか?

また、インプレッション(表示回数)を稼いで収益を得るために人気のポストに対して意味のない文言やコピペなどリプライする通称「インプレゾンビ」もX利用者を悩ませているのではないでしょうか。

このゾンビの厄介なところは、自動化されたボットアカウントもあれば、手動で投稿をしているアカウントもあるということです。

この課金制度を導入することで、自動ボットに対しては対策ができるとして、手動アカウントに対しても何らかの対策を期待したいところです。

課金制度の詳細

残念ながら、明確な金額や導入時期は明らかにされていません。

ですが、2023年10月、X社は特定の地域で新規ユーザー向けに年会費1ドル(約150円)の有料会員サービスをすでに開始しているのです。

知っていましたか?

投稿や返信、他のアカウントの投稿に「いいね」をする際には加入が必要となります。

このサービスが今後、拡大される見込みというわけです。

Xのすべてのユーザーが、最終的にプラットフォームの基本機能にアクセスするために少額の課金が必要かどうかは、現時点ではまだ不明です。

年間1ドル(約150円)だったら皆さんは払いますか?

試験的にX課金制度の導入が始まっている

X社ですが、2023年10月に「Not a Bot」プログラムの一環として、ニュージーランドとフィリピンの2カ国で課金する取り組みを始めています。

これが年会費1ドル(約150円)の有料会員サービスです。

この2カ国で試験的に実施し、自動プログラム「ボット」を減らす効果を見極めているのだと思います。

そして、それがある程度の効果を発揮しているということでしょう。

Not a Bot : https://help.twitter.com/en/using-x/not-a-bot

新規ユーザー課金に対するユーザーの声

さて、この方針に対して現Xユーザーはどう思っているのでしょう?

  • 新規ユーザーに課金しても、大した抑止力になるとは思えません。
  • 既存のボットは制限できないし、仮に新規に作成してもそれ以上に収益が得られる。
  • 投稿の質ではなく、単にインプレッションに応じて収益が得られるモデル自体が問題と考えられる。
  • 課金が必要なら別のSNSに移行する。

このような声が多く見受けられますね。

「ボット」を減らすことを目的としているのに、効果が期待できる方針ではないので納得できないユーザーが多いのでしょう。

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